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映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」の見どころを徹底分析

 2012年に公開された「アウトロー」の続編作品であり、トム・クルーズが主演を務めている本作品は、非常に地味な作風ではあるものの、アクション映画としての面白さが凝縮されている良作だと思います。前作「アウトロー」も、ミステリー要素が強いながらも1970年代のアクション映画の良さを彷彿とさせる、まるでアメリカン・ニューシネマのような、良い意味での「古めかしさ」を感じさせる作品でした。今作も基本的な路線は前作を踏襲していると言えるでしょう。アクションをベースにしつつ、軍事サスペンスと親子ドラマを見事に融合させた内容で、2時間にわたって飽きることなく楽しめました。

 

 

作品紹介・キャスト


 

監督:エドワード・ズウィック

 

 ジャック・リーチャーの「NEVER GO BACK」は、2016年に公開されたアメリカ映画の続編です。「アウトロー」(2012年公開)の主人公である元アメリカ軍秘密捜査官のジャック・リーチャーが、自分と連絡を取った直後に逮捕された元同僚の件に関心を持ち、軍内部の不審な動きに気づきます。自身の命を狙われながらも、同僚を助け出し、この一連の事件の黒幕を暴こうと懸命に取り組んでいきます。

 

出演:トム・クルーズ(ジャック・リーチャー)、コビー・スマルダース(ターナー少佐)、アルディス・ホッジ(エスピン)ほか

 

映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」予告編 動画

 

映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」感想&解説

 有名俳優トム・クルーズが主演する「ミッション・インポッシブル」とは明らかに異なる作風を示しています。このシリーズでは、トム・クルーズが演じる役柄は沈黙寡黙で不器用な元軍人を淡々と演じています。「ミッション・インポッシブル」シリーズのイーサン・ハント役では、アルマーニのタキシードを着こなしたり、イタリア製のサングラスをかけてバイクを走らせたりと、非常にスタイリッシュな印象を与えます。一方、このシリーズの主人公の髪型は作品ごとに変化し、スリムな体型もキャラクターの特徴となっています。

 「ジャック・リーチャー」の外見は、原作のイメージに近づけようとしているようです。黒を基調とした大きめのジャケットとジーンズを身にまとい、無造作なショートカットの髪型をしています。笑顔は封印されており、マッチョな体格ながらも鈍重な印象を与えます。これは、190センチ以上の大柄な退役軍人という、トム・クルーズとは異なる役柄設定に合わせたアプローチだと考えられます。
アクションシーンでは、基本的に「銃と拳」を使用し、スペイン生まれの護身術「KFM(キーシ・ファイティング・メソッド)」を得意とする格闘戦が特徴的です。この格闘シーンは、非常に迫力のある演技となっているようです。

 本作のシナリオは単純明快で、視聴者にとってわかりやすいものとなっています。また、感動的なラストシーンには、視聴者の心に深く響くものがあります。本作は、CG特撮を極力排した完全アナログの世界観を描いており、擬似家族とも言える2人の女性キャラクターを守りつつ、寡黙な一匹狼主人公が魅せる迫力あるアクションが楽しめる作品です。特に、往年のアクション映画ファンにとって、大変魅力的な作品になっているのではないでしょうか。

 

引用:Wikipediayoutube